【洗濯機伝説】凄腕営業マン伝説
とある大きな企業組織で。
業者からの納品を受領したものの、それへの支払いが滞った。
すぐさま納品業者の営業マンがその組織の担当者のところへ飛んでいった。
営業マン「支払いがないが、どうなっているのですか!?」
施主担当「いやぁ、支払おうにもお金がなくて。もうしばらく待ってもらえないでしょうか?」
営業マン「はぁ!?ちょっと待ってくださいよ。物を売ってもお金を貰えないというのですか?」
施主担当者「申し訳ないが、ない袖は振れない。支払いの目処が立ち次第なんとかしますので、どうかお願いします。」
営業マン「え?支払うお金のあてもないのに買ったわけですか!?」
施主担当「そんなつもりではなかったが・・・。」
営業マン「そんなつもりもこんなつもりもないっ!あなたねぇ、奥さんが洗濯機欲しいって言ったらお金も無いのに買うわけ?物を買ったら、お金を払うのは当然でしょう!?会社中かき集めてでもなんでも、なんとかして下さいよ!」
施主担当者「それはそうですけど。あなたのおっしゃることはごもっともだし、なんとかしたいとは思いますけど、実際に払うお金が無いんですから、私にどうしろっていうんですか?そんなに責められたら、私はもう首くくるしかないじゃないですか。」
営業マン「あなたの首をくくってどうにかなるんだったら、そうしてくれ!冗談じゃない。こっちは社員とその家族の生活がかかっているんですよ!あなたの首一つで済むのならそのほうがいい!」
施主担当者「そこまで言わなくても・・。」
このあと、その組織の担当者は会社中のお金をかき集めてなんとか支払いを実施したという。そして、その人物は出世し、組織の長にまでなったらしい。
そしてこのときの営業マン、この人もまだ現役でやっている。
この二人が顔を合わせると、当時を思い出してこう言うという。
当時の担当者(今は組織の長)「その節はお世話になりました。(笑)」
営業マン「なんのなんの。あっはっは!(笑)」
これ・・・実話です。
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