大阪府高槻市、ある紳士服屋さんでの出来事です。
営業で外回り中です。その日はどうも気分が乗らなかったので、まっすぐお客さんのところへは行かず、紳士服屋さんをのぞきました。
そこで・・・。
ウインドウショッピングをしている私に、店長らしき男性から声が掛かりました。
「いつもありがとうございますっ!」
私は心の中で思いました。
(「むむっ!おぬし出来るな!」)
そうです。感のよい方ならお分かりでしょう。
実はその店は初めて入る店。私と店長さんは初対面です。
にもかかわらず「いつもありがとうございますっ!」のセリフ。なかなか言えるもんじゃぁありません。お客さん(である私)とコミュニケーションをとるための手段としては上出来です。
実際には初対面のこちらも悪い気はしません。
こういう手も有るんです。
でも、この店長には、
実はちゃんと根拠がありました。
私の絞めていたネクタイが、その店のオリジナルだったのです。正確には、私はその店の本店にあたる姉妹店の常連で、ここはその2号店。私の「ちいさなお花の柄のネクタイ」はそのオリジナル商品のうちの一つだったというわけです。
それをきっかけに私と店長は立ち話。しっかり親しげな空気に包まれてしまいました。
でも、そのネクタイに気付かないと始まらないですし、声を掛けられなければ、そのまま通り過ぎていってしまったことでしょう。
注意力と観察力、そして行動力は大事ですね。