「いくらがんばっても営業成績が上がりません。どうしたらよいのでしょう?」
ある会社の営業責任者は、どうしようもなくなってTOPに相談した。
TOPが答えた。「・・・風呂の湯だな。」
「???」
営業責任者にTOPが語りかけた。
「君はな、風呂の湯を手ですくおうとしていないか?でもな、そうしてみたところで、指の間からどんどんお湯はこぼれていく。違うか?」
「そうです。そんな感じ・・・です。」
「風呂に入ったらな、両手でまっすぐ前にお湯を押してみなさい。どんどん押してみなさい。お湯は君の前から無くなったりはしない。風呂の壁にぶつかったお湯がどんどん、どんどん君のところに返って来るから。いいか?商売とはそういうもんだよ。」
このあと、実に見事に営業成績は向上したという。
このTOPの名前は松下幸之助。
元秘書が教えてくれた話です。