ある会社の社員F。
元々はその会社の親会社に居ましたが、今から何年か前に乞われて入社したそうです。
そのさらに数年後、別の男Xが他の会社から入社してきました。
Fより六つ年下のXは30代。入社3ヵ月で課長に昇進し、入社半年後には新設の営業所を任されるに至ったとのこと。
FはそんなFを見て面白くない。しかも、その営業所の所属になってしまった。
Fはクサった。そして毒づきました。
「俺がこんなに会社に貢献しているのに、なんの評価もない!」
「あんなやつが課長!?はぁ?ふざけるなっ!」
でもね、私は思います。
Fは俗に言う平社員ですが、こういう人が管理職に成るのは難しいかもしれませんね。
まず、自分をかえりみていない。
人の事を言う前に、自己評価が出来ないとだめなのではないでしょうか。
さらに、「会社に貢献している」と言いますが、本当にそうならば、まわりが評価しないわけがないように思います。
客観性のない過大評価をしているのではないでしょうか。
本当にFがそれなりの人物で、それなりに仕事をしていたのなら、きっと課長は別としても主任くらいにはなっていたでしょう。
でもそれもなかった。
それに見合う働きではなかったということなのではないでしょうか。
まわりは必ずみています。
彼は、役職は経営者が決めるものだと思っているようです。
彼は勘違いをしています。
役職は結局、自分が、自分自身の行動の結果が決めるものだと思います。
私には好きな言葉があります。
「天知る地知る我知る人知る」