コメディアンにとって（萩本欽一）

「コメディアンにとって、誰か一人でもファンがいるってことは、一生続けていく価値がある。（演出家？談）」

NHKの番組を見ていた。

金ちゃんこと萩本欽一さんの修行時代のドキュメンタリー番組だった。

修行三ヶ月目に演出家？に「無理だから、見込みがないからやめておけ。」と言われた金ちゃん。
金ちゃんにそれを聞いた師匠が、すぐさま階段を駆け上がり、演出家？に詰め寄った。

師匠「あいつのことを置いてやってくれ！」

演出家？「なぜだ？」

師匠「あいつは確かに駄目な奴だけれども、いまどきの子には珍しく良い返事をする。」

金ちゃんのところに戻った師匠が「いいから、続けろ。」と言う。

その後、演出家？が金ちゃんのところに来て「お前はまったく駄目な奴だけれども、そんな駄目な奴でも、（その師匠のような）ファンがいることが大事だ。」と言われたという。

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「自分ひとりではコメディアンにはなれない。」

「応援してくれる人、支えてくれる人、道をつけてくれる人。いろんな人に出会って、恵まれて、初めてコメディアンになれる。」

この話、「そっくりそのまま営業マンにも当てはまるなぁ。」と思って考え込んでしまった。

私は恵まれている。
お客さんにも、協力者にも、師匠にも、家族にも、仲間にも恵まれている。

続けていく価値は、確かにあるらしい。

自問自答。

今、成績不振や進路に悩み、苦しんでいる営業マンは、このことをよく考えてみるといい。

あなたにファンは居ますか？

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