【市民の三つの義務】

night building

「我々市民には三つの義務がある」

佐高信のノンフィクション小説「逆命利君」で主人公、鈴木朗夫がドイツ人(?)に言われていた。

「我々市民には、もちろん企業人としての義務がある。それ以外にも、家に帰れば家庭人としての義務、地域社会に貢献する地域社会人としての義務がある。」

さらには深夜こうこうと明かりを点けて働いている日本企業のビルを指して続ける。

「我々の国では、24時間働いていいのは警察と軍隊だけだ。彼等はどうやら警察には見えない。だとすると軍隊という事になる。軍隊と市民が戦ったのでは、軍隊が勝つのは当り前だと思うがあなたはどう思う?」

うる覚えではあるが、大体こんなやり取りだったと記憶している。

週末、新事務所に移転して今日が初出勤。つい遅くまで事務所に残ってしまったが、ブラインドの外にはまだ他のビルの明かりが・・・。

みなさんは「三つの義務」果たせていますか??

————————————–
参考文献:


新装版 逆命利君 (講談社文庫)

住友商事元常務・鈴木朗夫が辿った反逆人生

 

バナー1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です